「CLIP PAINT Lab」Ver0.8.2でイラストを描く　レビュー｜萌えイラスト上達法！　お絵かき初心者の学習部屋

前回に引き続き

「CLIP PAINT Lab」

のレビューをしていきたいと思います。

一度イラストを描いてみました。

描く時は、前回のレビューの知識が無く
手探り状態で描いたので、少し変な操作をしながら
描きましたのでご了承ください。

では、まず下書きですが

申し訳ないのですが、SAIで描いたものを使います。
（※特に下書きだから、SAIで描いたわけでは無いです）

まずはペン入れから始めます。

ペンの種類は「Gペン」を使い
アンチエリアスは、少しあるタイプを使いました。
手ブレ補正は、「６」
不透明度は「１００」
ブラシサイズは「３」

で、描いていきます。

前回も言いましたが、

描き心地は、個人的にSAIよりも描きやすく
綺麗な線が引ける気がします。

このイラストを描いてる時は、
回転のショートカットの「R」でやっていた為に
※SAIのようにショートカットの割り当てが出来る事を知らなかったので
作業効率は、落ちています。

ですが、慣れてくるに連れて
そこまで気にならなくもなりました。

ペン入れを一通り終わらせ、
次に、影を考慮した「ダマ」を付けていきます。

この辺は特に問題なく作業が出来ました。

次に、仮塗り（マスク用）を付けていきます。
自動選択を使いつつ、バケツを使い
仮塗りをしていきます。

自動選択と、バケツのパラメーターは
デフォルトのまま使ってます。

この時に自動選択の、参照先レイヤーの事を知らなかった為
かなり時間が食いました。

レイヤーの参照レイヤーについては分かったのですが、
自動選択のプロパティをいじる必要がある事に気がつかなかったのが
悔やまれます。

自動選択の参照プロパティは
こちらの部分に、いくつかの設定があるようです。

・全てのレイヤー
・参照レイヤー
・選択されたレイヤー
・フォルダ内のレイヤー

SAIを使っている皆さんは、
「参照レイヤー」を使えばすぐに出来ると思います。

参照レイヤーの設定は、

赤い枠線を選択することで、レイヤーに同じアイコンが設定されます。

これらを考慮していれば、SAIと同じように塗れると思います。

マスクレイヤーが完成したら
マスク設定や、クリッピングの設定です。

SAIのように、
レイヤーに「下のレイヤーでクリッピング」が
あるので、マスクをすることは簡単です。

またマスクレイヤーに、SAIのような「不透明保護」の機能
「透明ピクセルをロック」を付けておきます。

この他にも「ロック」（何も描けない設定）もあるので
こちらでも問題無いかもしれませんね。
これは個人に合った設定をしておくと良いかもしれません。

ここまで出来れば、SAIと同じように
影、ハイライトを付けていけば完成です。

ペイントの筆は、
「塗り＆なじませ」
のデフォルト設定で塗りました。

この辺は、皆さんの好みですね。
特に、SAIと違いは無いように思えます。

塗り終わったら、あとは前回のように
「ガウスぼかし」「色調補正」を使って
グロー効果を入れます。

終了！

【まとめ】

今回は、
サブビューの事や、参照レイヤー、SAIのような回転ショートカット
の事を知らずに描いたのでSAIと比べ時間が掛っています。
また、処理の重さも少し気にはなりました。
ですが、この処理の重さが気にならない程度になるのであれば
SAIから乗り換えても良いレベルだと思います。

私は、SAIで「下書き」「ペン入れ」「仮塗り」「塗り」
Photoshopで「仕上げ（グロー効果など）」
をしてイラストを描いていますが、
この工程を一つのツールで出来る為、魅力的に感じます。

この他にも、漫画を描く機能や３Dの素材などを表示させる事も
可能なので、
「漫画を描く人」や
「３Dの素材を使ってトレースや模写をして絵を勉強される方」
には、お勧めのツールと言えます。

まだ、価格は決まっていませんが
公式では「１万円前後」となっているので
そこまで高いソフトでは無いと思われます。
（コミスタ、イラスタを持っている人は無料です）

ですので、SAIを使っている方は一度試されてみて
はいかがでしょうか？

とても、面白いツールですよ。
ではでは～。